検査するがんマーカーと関連する腫瘍一覧です.
ここで測定されるのは,下表の通り,男性用は14項目,女性用は15項目です.

- このセットでは,表の縦の項目を検査します.項目の選定にあたっては信頼性がありそうなマーカーを選びました.
- 横軸には検査で異常値が出やすいがんの種類を示しています.陽性の場合、◎は疑いが強いもの,〇は比較的陽性になりやすいもの,△は参考程度のものです.◎が付いた場合や同じ疾患で複数マーカーが重って陽性の場合は医師に相談することをお勧めします.
- 注意1:腫瘍マーカーとはいっても,がん細胞のみが産生するわけではなく,生活習慣病や良性疾患でも陽性になってしまうことがあります.加齢,性周期,喫煙,服薬,採血のタイミング,腎機能低下,人工透析などの場合です.また,普段飲食している牛乳由来の抗体も検査に影響し,健康人でも偽陽性(誤って陽性),偽陰性(誤って陰性)となる場合があります.
- 注意2:がんを100%検出できる腫瘍マーカーは存在せず,陰性であってもがんを否定することはできません.懸念される症状などがある場合は医師への相談をお勧めします.
- 注意3:適切ながんマーカーがないがんもあります.したがって,時には他のドックやがん検診も定期的に受けてみてください.